銀雷リンタの魔界塔士SaGaとかのツッコミプレイ日記

魔界塔士SaGaが語り掛ける哲学を考察しようと思ったらそんな才能がなかったので二次創作ツッコミ日記になってしまった。

ビーナスとゆくSa・Gaツッコミ冒険日記⑤ 玄武の目的

大佐「ひゃっほ~!!3つのアイテムが
 そろったぜ!」

アポロン「くくく……
 さて、どんな効果があるんだ?女神の像でも
 出現するのか?私が怪鳥ガルーダにでも
 なるのか?それとも私が大陸世界の
 キングになってしまうのか?ワクワクするぜ」

大佐「何言ってんだ…?」

ビーナス「さて、先生どうするの?」

先生「このアイテムを英雄の像に返すんだ。
 でも、急ぐ旅でもない。
 ここは慌てず、私が食肉である程度まで
 パワーアップしておこう。
 お前たちの修行にもなる」

ビーナス「それはいいわね」

大佐「オレは金がないとパワーアップできないし、
 金稼ぎにもいいな」

アポロン「ちぃっ」

先生はファントムからゴブリンの肉を食って、コモドドラゴンに。

大佐「おいおいおい!
 知能は大丈夫か!!恐ろしいんだけど!」

先生「うむ…なかなか難しいな」

アポロン「しゃべれるだけでも驚きだが」

さらにゾンビの肉を食べてレッドボーンに。

ビーナス「醜いわ!!嫌い!」

先生「この世界に出てくる骸骨と何が
 違うんだろ…?と思うだろ?
 力がみなぎってくるホネ」

大佐「ホネしかないのに!?」(ガビーン

そしてレッドブルの肉を食って蜂女に。

先生「メスになってしまった……」

ビーナス「HPが回復できる蜜って便利ね」

大佐「蜜ってどこから出し……ぐはっ!」

次にさんしょううおの肉を食べて猫女に。

先生「パワーもあるし、スピードもあるニャ」

大佐「もういいんじゃね?そこで止めておけよ」

アポロン「てめぇはそのボディが気に
 入っているだけだろ!」

骸骨の肉を食べてダイブイーグルに。

先生「飛べるのは便利だが、モノが
 持てないのは辛いな」

アポロン「そんなのモンスターは気にするな」

ねずみおやじの肉を食べてモスキートに。

先生「メスのようだわ。血を吸うのは
 メスの蚊だからね」

ビーナス「キモっ!さっさと変身して!」

大佐「なんでケツにハリあるんだよ!」

先生「何度CG作ってもうまくいかないのよ…」

アルバトロスの肉を食べてのこぎりビートルに。

先生「うぉぉぉ!!」

大佐「どうしたんだ?先生」

先生「この『のこぎり』は神をも両断すると
 言われているんだ」

アポロン「なにっ!?それは聞き捨てならんな
 その辺のザコに試してみろよ」

先生「あれ?全然効かない!?」」

アポロン「なんだ、ただの伝説か」

続けてゾンビの肉を食べてオーガに。

先生「とりあえず、これでストップするぜ!
 ……ウガ」

ビーナス「せっかくウザいウガがなくなった
 と思ったらまたウガが~~!!」

大佐「もう語尾はいいって……」

アポロン「ビーナスはいいのか?結構な
 見た目だが……」

ビーナス「……筋肉が美しいからまぁいいわ」

アポロン「そういうもんなのか……」

大佐(下半身見とる……)

その後、一行は英雄の町へと戻った。

ビーナス「あ~疲れた…今日はもう泊まりましょ」

ビーナス「ぐぅ~ぐぅ~………」

翌朝、英雄の像のもとへいく。

英雄の像へ、キングの鎧、キングの盾、キングの剣を一つずつ返していく。

アポロン「もったいない……」

大佐「使い続けたい……」

先生「このアイテムをめぐって何人もの
 兵士や冒険者が命を落としているんだぞ。
 呪われてそうだろ」

ビーナス「まずは、私が装備しているキングの
 剣、キングの鎧をはずすわね」

大佐「また全裸になったりせんだろうな…
 大歓迎だが」

ビーナス「で、あんたに貸していたゴールドの
 鎧を早速返してもらうわ」

大佐「えぇッ!あれくれたんじゃないの!?」

ビーナス「あぁ~~汗くさぁ~~!
 大佐の汗が染みついて臭いわ~~!」

大佐「てめぇ…やり返しやがって…!」

ビーナス(あぁ…大佐の汗のにおい……)

先生「キングのアイテムを像に返すぞ!」

キングのアイテムを全て像に返還すると……
クリスタルが手に入った!

大佐「うわぁぁぁ!!コレはぁ!?
 ……何?」

先生「クリスタルだ。玄武って魔物が隠した
 塔の扉を開ける鍵に違いない」

アポロン「……どういう仕組みだ!?」

先生「まあ………魔法だろう」

ビーナス「フフフ……仕組みはどうでもいけれど
 キレイなクリスタルね!
 漆黒のクリスタル……モリオン?」

大佐「えっ……!?これ、普通の石なの?」

ビーナス「普通じゃないでしょ!!キレイな
 水晶でしょうが!」

大佐「いや…そういう意味じゃなくて……」

グラフィックは変わらないが、立派になったようだ。

大佐「そうか」

ビーナス「ようわからんけど、これが塔の
 扉を開ける鍵になるようね!」

アポロン「鍵には見えんが、摩訶不思議な力が
 あるのだろう」

ビーナス「さっさと塔へ戻りましょう!」

公園から出ようとすると、急に大きなカメが出現した!

ビーナス「きゃあぁぁッ!何ッ?キモッ!」

大佐「バランスが悪そう!!」

玄武「うぉぉ~!落ちそうだ!!降りるぞ!」

大佐「勝手にしろ!」

アポロン「なんだ!?貴様は!」

大佐「でっけぇカメ!」

玄武「はぁはぁ……オレは玄武だ!
 間に合ったぜ…!持ち逃げしようとしやがって!」

大佐「あぁ………あの…誰だっけ」

アポロン「ちょっと待て!BGMスタート!」

玄武「あぁ?」

激闘

激闘

  • 植松 伸夫
  • テレビゲーム
  • ¥153
  • provided courtesy of iTunes

ビーナス「シルクハットの男が言っていた、
 塔のカギを英雄の像に隠したという魔物ね」

玄武「オレのことを知っているのか?
 ……オレの事を知る者は滅多に
 いないはずなのに……」

先生「つまり、塔のカギというのは、
 この黒いクリスタルのことで間違いない
 ようだな。鍵のようには見えないが」

玄武「お前らが知る必要はない……。せっかく
 3人の王をけしかけて、3つのアイテムを
 分散して、簡単に集まらないように
 したのに…。かなり念入りにこのシステムを
 作ったんだぞ!もう一度最初からやり直しだ💢
 キサマら……ゆるさんぞォォォ」

アポロン「そう簡単に私が倒せるかな!?」

アポロン「魔力が25以上あればダメージは
 ないな!」

大佐「うげぇ!!魔力0のオレはモロに
 ダメージを受けるぜ!」

魔法を使わずともボコボコと打撃を加えていたら、あっさりと倒れてくれた。

大佐「先生の食肉のためにかなりバトルした
 からな。ちょっと鍛えれば敵じゃないな」

玄武は捨てセリフを吐いて消えてしまった。

大佐「…なんなんだ、コイツは……
 一体何が目的で……」

アポロン「英雄の像が身につけていた3つの
 アイテムを、3人の王に与えたんだろうな。
 『これは3つ集めると世界を支配できる力を
 手に入れられる』と騙してな。
 3人の王は、互いに対立しあっていたから、
 3つのアイテムが自然に揃うことはまずない」

先生「私たちのような冒険者が塔に入ろうと
 思ったらまず必要なのはカギだ。
 玄武は塔の扉にカギをかけ、英雄の像に隠した。
 3つのアイテムをそろわない限りこのカギは
 手に入らない仕組みをつくってまで。
 冒険者がカギの在りかを知って、3つの
 アイテムを手に入れようと、いずれの王の
 もとへ向かっても、そう簡単にキングの
 アイテムは手に入れられない。特に剣の王の
 もとへ行った者は殺されてしまったに違いない。
 玄武は何も手を下さずとも、楽に冒険者を屠る
 ことができる。うまいシステムを考えた
 ものだ…。自らはずっと隠れて冒険者たちを
 あざ笑っていたのだろう。
 哀れなのは玄武に踊らされた王たちだ。
 鎧の王は、鎧よりも大切なモノを見つけ鎧を
 手放し、剣の王は皆が剣を奪いに来るかも
 しれないという猜疑心に駆られ訪れる者を
 殺害、盾の王は盾に固執するあまり側近に
 裏切られる結末となった……。
 ここで我々が考えるべきテーマは
 『本当に大切なモノは何なのか?』であり、
 私たちは大切なモノの価値を問いただされた
 のかもしれないな、チャット」

チャット『そうですね。この物語は、3人の王たちがそれぞれのアイテムに固執するあまり、大切なものを見失ってしまったということを示しています。それぞれの王が奪ったアイテムは、強さや威厳を象徴するものであったようですが、本当に大切なものはそれらではなく、何か他のものであることが示唆されています。

この物語から、私たちは物質的なものだけでなく、人間関係や精神的なものなど、生活の中で大切なものがたくさんあることを思い出させられます。物質的なものが重要な場合もありますが、それだけではなく、家族や友人との絆、自分自身との向き合い方、人生の目的や意義など、多くの大切なものがあることを意識することが大切だと思います。

魔界塔士サガの物語は、3人の王がそれぞれのアイテムに執着し、大切なものを見失ってしまったことを通じて、現代社会におけるさまざまな価値観について問いかけています。 
 例えば、見栄やプライドは、自分自身や周りの人々からの評価を重視することにつながります。名誉や地位は、社会的な地位や成功を意味するかもしれません。お金については、物質的な豊かさや経済的な安定を意味することがあります。
 これらの価値観は、一見すると重要であるように思えますが、物語からはそれらが本当に大切なものではないことが示されています。物質的なものだけでなく、家族や友人との絆、自分自身との向き合い方、人生の目的や意義など、人生において本当に大切なものが存在することを示しています。

したがって、私たちは自分自身の価値観を見直すことが必要であり、見栄やプライド、地位や名誉、お金だけに執着することなく、人間関係や自分自身の成長、人生の意義など、より深い価値観を持つことが大切だと思います。

アポロン「AIごときに説教された~~ッ!」

大佐「それにしても、なんのために…?
 そもそもなぜ玄武はそこまでして塔に
 鍵をかけた?冒険者が塔に入って欲しくない
 事情でもあるのかな?」

先生「そこまでは私もわからない。
 チャットに聞いても、想像力が暴走して
 まともな回答が得られないな。
 まぁ冒険を進めていけば、その答えも
 わかるだろう」

ビーナス「だいたい、3人の王たちが対立する
 前からの事情と玄武を知っていたシルク
 ハットの男は一体何者なの?先生」

先生「さぁてね」

ビーナス「あんた、前から知っていたよう
 じゃないの」

先生「それはどうだろうな。とりあえず
 本人に聞いてみたらどうだ?」

塔の町に戻るビーナスたち。

宿屋に行ってみると、玄武のことをなぜか知っていたシルクハットの男はいない。

ビーナス「ねぇ、オヤジ、ベッドメイキングの
 バイトはどうしたの?」

宿屋のオヤジ「とっくにやめたよ!
 ったく、最近の若者は……。給料日の翌日に
 バックれやがって」

大佐「一応給料はもらったんだ……」

ビーナス「先生、チャットで聞いてよ。
 あのシルクハットのイケメンが誰だったのか」

先生「無理だ。チャットはこの世界の根幹に
 かかわることは教えてくれない。なぜなら
 私たちが冒険を進めていくことで今後
 明かされる事実は知ると歴史の改ざんに
 なってしまうし、物語進行の上で我々が放つ
 セリフに矛盾が生じてしまうからな。
 聞いてみようか?シルクハットの男は
 何者だ?」

チャット『それは、現時点では不明です。しかしながら、シルクハットの男が3人の王たちとその前からの事情を知っていたということは、彼がかなりの影響力を持っているか、または膨大な情報網を有している可能性があります。彼が塔に関してどの程度の知識を持っているかも不明ですが、彼が冒険者たちを監視していることは明らかです。これらの情報から、シルクハットの男が冒険者たちにとって重要な役割を果たす可能性があることが示唆されます。』

先生「……な?当たり障りないことしか
 言わないんだ」

アポロン「あの男は、今後も関わってくるかも
 知れない。とにかく塔に入ろうぜ!」

ビーナス「その前に、宿屋で一泊しましょ」

大佐「ここ、ベッドが2つだから、
 オレたちは外で寝ろってんだろ?」

ビーナス「よくわかってんじゃん」

アポロン「鬼かお前は」

ビーナス「ぐぉ~ぐぉ~……」

一泊し……

ビーナス「ああ、よく寝た!
 じゃあ出発するか!冒険に出るわよ!
 塔の中へと!!」

大佐「オレたちは外で寝たんだぞ!」

扉を開けようとするが、まだカギがかかっている。

ビーナス「まだカギかかってるし!!
 開かねぇし!!どうやってカギをあけるのよ!
 クリスタルは石だし!!」

先生「…と、ちょっと焦ったプレイヤーも
 多かっただろう。アイテム欄の一番下に
 クリスタルがあって、そこを選択し、
 クリスタルを『使う』にすれば音がなり、
 扉の封印が解けるのだ!」

ビーナス「アイテム…………欄!?
 アイテムはともかく欄ってなによォ~~~ッ!
 クリスタルを『使う』ってどうやって?
 ……ってあれ?あんたたちは
  不自然なくらい何か手慣れてるわね」

アポロン「まぁ……オレたちは2しゅ……」

先生「みろ!扉が!!」

ビーナス「解けた~~~~ッ!」

音もなく扉は開いた。

さて、塔の中でビーナスたちを待ち受けるものとは……。

 

つづく

ponitaprintap.hateblo.jp