銀雷リンタの魔界塔士SaGaとかのツッコミプレイ日記

魔界塔士SaGaが語り掛ける哲学を考察しようと思ったらそんな才能がなかったので二次創作ツッコミ日記になってしまった。

ビーナスとゆくSa・Gaツッコミ冒険日記② 英雄の町

ビーナス「さて……と。出発するって言ったけど
 どこに行ったらいいのかしら?」

大佐「プランゼロ!冒険者として終わってるな
 オレたち……」

アポロン「食料すら持ってないからな」

先生「まずはシルクハットのバイトの男が言って
 いた英雄の像があるという町に行く
 必要はあるな」

ビーナス「そこはどこにあるの?」

大佐「よし!聞こう」

ビーナス「そこが、英雄の像のある町かどうか
 わからんけど、そこに向かうしかなさそうね」

大佐「まぁ……そこ以外ねぇだろうけどな」

ビーナス「って……えぇえ~~!!??
 見渡す限り真っ白!!」

大佐「荒野だろ」

塔の町の周辺は見渡す限りの荒野。

アポロン「よし、BGMでも流すか!」

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ビーナス「なんでよ!」

先生「気をつけろ!すぐに敵が襲ってくるぞ!
 ゾンビだ!!」

ビーナス「ぎゃ~~~ッ!気持ち悪い~~っ」

先生「次はサンショウウオだ!!」

先生「大陸世界のサンショウウオは巨大でタフだ!
 バトルハンマーで頭を殴りつけても、
 そう簡単には死なないぞ!」

ビーナス「はぁはぁ……トカゲ風情が生意気な!」

アポロン「はぁはぁ……こんなのが町のすぐ周囲
 に棲息してんのかよ…」

大佐「町はよく無事でいられるな……」

アポロン「おっ!それにしても、オレのHPが
 あがっているな!」

先生「エスパーは戦闘をするたびにランダムに
 ステータスがあがるんだ」

ビーナス「へぇ~~」

大佐「知らなかったのかよ!自分のことなのに」

ビーナス「....ん?わたし、サイコバリアを
 覚えてる~ッッ!」

先生「能力を覚えたりもするが、急に違う能力に
 なったりするから気をつけろ」

アポロン「覚えるのはわかるが、上書きされた
 能力は忘れるのかよ!どうしちゃったんだよ!
 オレたちは!」

先生「次はゴブリンだ!」

ビーナス「きゃあっ!美女にも手加減は
 ないわね!」

▼ゴブリン(♂)

▼ゴブリン(♀)

大佐「ぶほぉッ!こいつはダイナマイト級だぜ…」

アポロン「今度は骸骨と侍だ!」

大佐「なんでそのコンビなんだよ!」

大佐「うっひょ~!女バージョンもあるのッ!?」

先生「鼻の下を伸ばしている場合か!
 この草原には希にだが、この大陸最強の
 レッドブルが襲ってくるぞ!希だがな!」

大佐「襲ってきたぁぁぁぁ~~~ッ!」

ビーナス「逃げるわよ!」

先生「待て!たいてい1ターン目は
 逃げられないことも多い。3頭いるから
 こいつらの角攻撃3発で壊滅状態になるぞ!」

アポロン「戦えってか!?」

先生「ちょうどビーナスがサイコバリア
 を覚えた!それをうまく使えば勝てる!」

アポロン「仕方ねぇ!覚悟するか!」

アポロン「うっそぉ!?2ダメージ!?
 勝てるのコレ!」

ビーナス「うごはッッッッ!!」

大佐「大丈夫か!
 防御を固めててもコレかよ!?」

先生「サイコバリアを使い続けろ!」

ビーナス「あら?」

先生「サイコバリアを使い続けりゃ
 こっちのもんだ」

ビーナス「おっ!?ひゃっほ~!全然効かん!」

先生「あとはチマチマ、バトルハンマーで殴り
 続けばいい」

いきなりレッドブル3頭という洗礼を受けたビーナスたち。
辛くも勝利した。

先生「戦い方さえ知っていれば、何とか生き延びる
 ことができるのがこの世界だ。逆に戦略を
 知らないとあっという間に屍になるぞ」

ビーナス「冒険を甘く見ていたわ……」

先生「気をつけろ!今度は私と同じ種族の
 アルバトロスだ!
 くちばし攻撃は強力だぞ!」

大佐「お前、同種なんだから話し合いで
 解決してくれ!会った途端、殺し合いって
 すげぇ世界観だな!!」

先生「無法地帯なんだ。モンスターも人間も、
 荒くれ者も多いのさ!

そんなモンスターを蹴散らし、山脈の脇を抜けていくと…町にたどり着いた。
着いた頃には日が落ちていた。

ビーナス「はぁはぁ…やっと街か……」

アポロン「ホッとするBGMでも流すか……」

ビーナス「……なんでよ……はぁはぁ…」

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「英雄の町」

そんな英雄が昔に実在していたのかどうかはわからないが、
町の公園に英雄の像が立っている。観光協会に雇われたバイトが町の入り口で紹介してくれる。

ビーナス「私もいずれ国を作ったら、
 入り口に紹介をしてくれるバイトを雇おう」

大佐「なに言ってんだ?」

ビーナス「ところで……ここまで来るのに命がけね。
 冒険を甘く見ていたわ………」

大佐「早く……宿屋で休みたい……
 まだ全裸だけど……」

アポロン「英雄の像よりまずは休息だ……」

ビーナス「あ~疲れた……早く寝たい…」

ビーナス「ってえぇえ~~!!??
 フロントの後ろにベッドが並んでいるだけ!?
 ベッドはたくさんあるけど……
 なんちゅう構造!プライベート無視!」

主人「全世界の宿屋は全部この構造だよ」

ビーナス「なんてこと……。でもまぁ…もう
 そんな文句言ってられないわ…。
 布団で寝れるだけマシよ…」

ビーナス「ぐぅ~~ぐぅ~~」

大佐「寝相悪いな……。いびきがうるせぇし…」

一泊したビーナスたち。

翌日は、英雄の像を見に行く。

ビーナス「英雄の像というわりには
 どことなくさびしいな
 華やかさもないし」

町の人に聞き込みしてみると、

ビーナス「この世界には3人の王がいるのね」

ビーナス「っていうと……?」

先生「つまり、英雄の像が立派な姿に戻せば
 塔に自由に入れるってことさ」

ビーナス「王とキングってまた別モノなの!?」

大佐「互いの宝?……宝ってなんだろう?」

ビーナス「宝石ね……!」

アポロン「酒場に入ってみるか」

先生「つまり、英雄の像のアイテムをそれぞれ
 王が奪ったってことだな」

ビーナス「奪ったアイテムの名前の王を
 名乗るって…どういうつもりなのかしら!」

アポロン「そもそも一体何のために……?
 なんで宝を手に入れたらキングになれる
 かも意味がわからんし…」

大佐「それにしても何で悪魔3兄弟で酒を…」

先生「お前だけズレてるな…」

先生「なるほど。この世界は3人の王が互いに
 争っていて、それぞれ持っている宝を互いが
  狙っている。その宝とは……、
 鎧の王が、英雄の像が身ていた鎧……
 剣の王が、英雄の像が身につけていた剣……
 盾の王が、英雄の像が身につけていた盾…
 ……ということた。
 この3つのアイテムを像に戻すことで、塔の
 扉を開くカギが手に入る…そういうことだな」

先生が町人から得られた断片的な情報から、これからのストーリーを予想した。

ビーナス「さすが先生ね」

先生「さて、3人の王の場所を聞こう」

大佐「オレたち、この人たちに何て
 聞いてんだろうな……」

アポロン「知るか…。勝手に話してくれてんだろ」

先生「さて都合よく情報が入ったね。
 盾の王の城が近いから、まずそこへ行こう。
 ちょっとその前に、装備を調えようか」

先生「ここで売られている、ブロンズ兜と弓を
 購入しよう。これで、しばらくは防御力と
 ある程度の攻撃力が確保されるぞ!」

ビーナス「ダサッ…!何よ、このヘルメット!
 ゴールドならまだいいけど、ブロンズの兜
 はダサくていやね……」

大佐「文句言うな!」

大佐「よし!やっと全裸から解放されたぜ。
 でも…オレは荷物持ちのうえ、籠手以外
 ブロンズ………」

ビーナス「全裸よりはいいでしょ!
 で、盾の王の城だっけ?」

先生「まぁ行かなくてもいいんだけど
 一応な」

大佐「森の中にある不気味な城だな」

ビーナス「勝手に城へ入るわよ!」

アポロン「かまわん」

先生「家来に見つかると問答無用で追い出される。
 無傷で追い出されるだけっての
 はなかなか甘いな。盾の王も」

大佐「むちゃくちゃ鍛えても、簡単に
 城の外に追い出されるんだろうな…。
 ある意味、こいつらが最強だな」

ビーナス「さて、ここが王の間ね。
 兵士に捕まらなければ勝手に来れるのね」

ビーナス「おっ、いたいた」

ビーナス「ねぇ……盾、くれない?」

ビーナス「はぁ?何その態度!失礼ね!」

大佐「いや……至極真っ当な反応だと思うけど」

ビーナス「後ろから話しかけてやる!」

ビーナス「ぷっ!どこ見て言ってんの!」

アポロン「何のこっちゃ…」

先生「もう少しうまく交渉しろよ!」

ビーナス「そうね……。じゃあチチとケツくらい
 ならちょっとくらい触ってもいいのよ?
 ウフン❤」

大佐「お色気攻撃か~い!!

アポロン「ってか、色気のねぇ言い草だな!」

盾の王「そそそそそ……そうか……」(にへら)

ビーナス「ギャ~~~~!!やっぱりムリ!!」

アポロン「そりゃ普通はタダではくれないだろ。
 チチやケツさわらせたくらいじゃ……」

ビーナス「キーッ!世界一美しい女性のチチとケツ
 なら価値はあるでしょうが!!」

先生「っつーか、王様、寝てろよ!!
 具合悪そうだろ!!」

ビーナス「フン!!威張りやがって!
 だいたい見るんじゃなくて
 欲しいっていってんの!」

大臣「なおさらダメだろ!」

ビーナス「じゃあ、見るだけ!絶対見るだけ!」

大臣「ダメ!!」

大佐「おまえ……持ってきたら即効うばいとる
 気だろ……」

ビーナス「私がいつか女王になったら、何と
 してでも最強の盾を手に入れたいわね」

先生「………どういうこと?」

なぜか盾の王や大臣は襲って盾を強奪せず、常識的におとなしく立ち去るビーナスたち。

ビーナス「ちっ、向こうから襲ってきたなら、
 こっちも正当防衛でなんとでもしたのに……。
 命拾いしたわね」

大佐「………そういうもんなのか」

先生「この世界の掟らしい。
 まぁここは後回しだ。先に鎧の王に行こう。
 盾の王よりは与しやすい性格と聞いている」

ビーナス「仕方ないわね」

ビーナスたちが向かったのは、森を抜け、川を越え、平原の彼方、海に面した鎧の王の城だ。

ビーナス「ふぅ~やっと着いたわ」

なぜか、友好的に迎え入れられるビーナスたち。

アポロン「いつ、私たちのことを知ったのだ…?」

先生「我々が旅立ってからそこまで時間も
 経っていないのに……」

ビーナス「私は塔のベーシックタウンで
 美女で有名だったからね。その私が
 冒険者になり、旅だったとあったら
 噂にもニュースにもなったでしょうよ!」

大佐「そうなの……?でも、だからってなんで
 鎧の王が迎えいれるんだよ」

先生「とりあえず会おう」

アポロン「鎧の王が惚れた南の村の美人を
 王様にめとらせれば鎧をもらえそうだぜ!」

大佐「うまくいったな………って……え?
 ビーナスどうした?
 …………顔を真っ赤にして」

ビーナス「どこのどいつよ……
 わたしを差し置いて……
 美人を名乗るとは……!!」

 ビキビキビキッ!!!

大佐「別に名乗ってねーだろ!」

アポロン「それに別にいいだろ……。
 王様が惚れてるだけなんだから……」

ビーナス「わたし以上の美女は
 ゆるさなさい!!!」

先生「どこかのマッスルボディかよ」

ビーナス「王様がわたしの方に惚れないのも
 ムカつく!!惚れられても困るけどさ!!」

アポロン「どうしろっちゅーねん」

 

はてさて、ビーナスたちは王様の恋を実らせることができるのか?

 

つづく 

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